東京ディズニーランドを運営する会社の意外なルーツ

 

 

日本最大のアミューズメント施設として人気の東京ディズニーランドは、リピーターが多く、年間約1800万人もの来場者を集めている。

 

このテーマパークの運営会社は「オリエンタルランド」という名前で、その存在は有名だが、その詳細はあまり知られていないかもしれない。

 

実は、このオリエンタルランドは、私鉄の「京成電鉄」のグループ会社である。

 

この関係は、昭和30年代にさかのぼる。

 

当時、千葉県浦安市の埋め立て地に遊園地を建設しようとした実業家がいたが、資金難に陥り、事業を断念した。

 

その後、この事業を引き継ごうとしたのが京成電鉄だった。京成電鉄は千葉県に路線網を持っており、遊園地開発が沿線の活性化につながると判断した。

 

そこで、1960年にオリエンタルランドを設立し、1964年から浦安の土地開発に着手した。

 

当初、オリエンタルランドはディズニーとは無関係な会社だったが、1979年にウォルト・ディズニー・プロダクションズ(現・ウォルト・ディズニー・カンパニー)とライセンス契約を結び、東京ディズニーランドの建設に向けて動き出した。

 

1983年に開園した東京ディズニーランドは大成功を収め、2001年には東京ディズニーシーもオープンした。

 

現在、オリエンタルランドは東京ディズニーリゾートとして両テーマパークを運営している。